自分がゲキハロに求めるもの

それは、Berryz工房のメンバーが全員で良い舞台にしようと努力する姿を見せてくれること。
 
だから初日から千秋楽まで12公演中10公演も観に行きました。
「同じ劇を何度も見て飽きないの?」って全然飽きません。
 
今回の「リバース!〜私の体どこですか?〜」でのBerryz工房の7人の演技は昨年の「江戸から着信!?〜タイムスリップ to 圏外!〜」よりもかなりスキルを向上させていたと思います。
そして、初日から千秋楽まで、まだまだ未熟な面もありながらも悪かったところを直したり、良かったところをさらに良くしようと工夫していた姿。
その姿は、どんな芝居のストーリーだってこんなに感動できないぜって思えるくらい感動的なものでした。
 
今回のゲキハロの感想として、ストーリーが薄いとかの批判をよく見かけます。
その意見を否定するつもりはありませんが、舞台2回目のアイドルの学園コメディでストーリー性を要求されても作・演出の伊藤えん魔さんも困ると思うんですが・・・
 
自分的にはお涙頂戴や説教臭い話よりも、気楽に見られる話が好きなので今回の内容には充分満足です。
(いや、初恋の人が死んじゃった話とか環境問題の大切さを訴える話を批判してるわけでは決してありませんよ。不粋な比較は大嫌いですから) 
 
Berryz工房が学園コメディやって
熊井友理奈がチョップを繰り出して
須藤茉麻がアニメネタを語って
清水佐紀が電話芸かまし
徳永千奈美銅像の頭を投げて
夏焼雅が天使になって
嗣永桃子が正座してふすまを閉めて
菅谷梨沙子が弁論大会に出るんですよ
 
理屈じゃねぇんだよとゆいたいです
 
声量がどうこうとかプロットがどうのこうのとかはお芝居にとって重要なことかとは思いますが、そんな事は二の次。
 
まあストーリーにしてもゲキハロ水準ではそんなに批判されるレベルのものだとは思ってないんですけどね。
100%ハッピーエンドってわけでもなくて、あの後どうなるんだろうなぁと僕たちが想像する余地が残されているあたりはかなり気に入ってます。
アドリブに頼りすぎず、ストーリーの中のお約束で笑わせてくれて、きちんとコメディとして成立してたのはもっと評価されていいんじゃないかと思うんだけどなぁ。
 
ミニライブは新曲「付き合ってるのに片思い」と昨年も歌った「ありがとう!おともだち」の2曲。
ミニライブは無くてもいいんじゃないの?って感じることもあるのですが、今回のような選曲なら大歓迎。
新曲の一方で昨年のことを思い出させるっていうこの選曲は絶妙だったと思います。
そういう意味では千秋楽の夜のスペジェネはちょっと余計だった気もしますが・・・
  
というわけでは大好きだった今回のゲキハロ。 
超贔屓目かもしれませんが、今回の舞台で見せてくれた熊井ちゃんのいろんな表情や立ち振る舞いは、美しいとか可愛いとかの次元を超越して心に残るものがありました。
きっと一生忘れることはないと思います。